mpola×mpola

コトバツヅリ。

言葉綴。

2年前。1年前。1ヶ月前。そして今。

2年前の8月1日。2019年8月1日。それは会社を辞めて迎えた最初の日。ウガンダへの挑戦という何とも言えないエネルギッシュさに包まれていた。

1年前の8月1日。2020年8月1日。それは復職後最初の勤務日だった。その選択が正しい、とか、目標がどうだとか、すっきりしない気持ちはあっても、余裕はなかった。

1ヶ月前の7月1日。自分の日記には長文が綴られていた。気づいた時には心のどこかで、だましだまし現状を受け入れていた。

-7月1日- 「宇宙よりも遠い場所」という群馬が舞台のアニメをみた。「宇宙よりも遠い」南極に行くことを目指す高校生のストーリー。青春という言葉がぴったりなその物語は色々な描写を思い出させる。

それは何者かになろうと、大志と憧れを抱いてアフリカに行き、心身共に折られて帰ってきた1年前のことだったりする。現実と厳しさがそこにはあった。 それを味わったその上で、小学校訪問の際には、子どもたちに「自分の可能性にフタをしないこと」を伝えた。カッコ良い言葉に聞こえるけど、山を下山して登山口まで戻ってきた、そんな自分に向けた言葉でもあった。でも、決してカッコよくもない言葉も誰かの何かになるのかもしれない。だからこそ、言ったからには言葉に反しない生き方ができたなら。 家族のため、大事な人のため、夢のため、自己実現のため、困っている人のため、社会のため。人それぞれ。 人それぞれ。

「30になったときにどんな大人になれてるか。面白い大人になれてるか」 1年半前、浅草のNuiで会った大学の先輩の言葉が耳に残っている。加えて、「自分」を主語にしない見方を持つことで、自分がどう変わるのかということも大切な気がしている。同世代の人たちはどんな考えを持っているのか気になるところでもある。結局自分の芯なり軸なりが大事なのだとは思うけど。 このモヤがかかった心のうちが続く時っていうのは、階段の踊り場にいる感覚に近い。何気にしんどいこの期間を越えていければ、また一つ成長できると信じて。

ここまでの文章、すごい曖昧な表現で核にモザイクをかけている。とは言いつつ、作品の名前や子どもたちの言葉を借りて、ずっと晴れない気持ちの一部を文章化しました。

宇宙よりも遠い場所」 中々新しいことに踏み出せない主人公がひょんなことから友人と共に南極に行くことを目指す物語。できるわけないとバカにされながらも、「南極に行く」、その言葉が現実になっていく描写は今の自分にとっては何か響くものがありました。

そして今日は2021年8月1日。 自分の可能性にフタをしない。子どもたちに言ったように、響いてくれたように。