mpola×mpola

コトバツヅリ。

言葉綴。

任地と活動について

気がつけばウガンダに到着してから2週間。

二本松での訓練を終えてから1か月。

そして2019年も残り1週間。

 

早い。

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ウガンダで迎える初めてのクリスマスは同期とケーキを作ったり、鶏をさばくところを見せてもらったり、調整員の方の自宅へ招いていただいたり。

 

美味しいものをいただきながら、今のところ元気にやっています。

 

とは言いつつ、任地訪問・赴任まで1か月を切り、「準備もしていかなければ、、!」という心境にもなっていたりして。

 

幸いなことに(?)、年末年始は休暇期間で首都研修中の自分たちには時間がたくさん。ということで、自分の要請について少し記してみます。焦りを落ち着かせる意味も込めて。

 

任地と活動について

今回自分が配属されるのは、カンパラからバスで北西に2時間半ほどのところに位置するチボガ県。コミュニティ開発隊員として県庁のコミュニティ開発事務所に派遣されます。

 

チボガは酪農が盛ん。今回の要請書の内容も畜産農家(ユース団体)のビジネス支援プロジェクトのモニタリング及び、県庁から農家に提供された資金の回収状況を改善するというもの。いわゆる収入向上です。

 

ちなみに前任の先輩は、元々コミュニティ開発隊員の中でも水の防衛隊(井戸や水源に関する活動をする隊員)でした。ただ、その活動は水管理部署の内容だけでなく、女性の貧困削減・シングルマザーの収入向上策としてのクラフト作成や畜産農家ユースのモニタリングなど様々。

 

その結果、今回は後任として水に限定されない一般コミュ開隊員(私)が配属されることになりました。

 

その他の背景

また、井戸の管理に必要な資金を工面するためにはお金が必要。この資金を安定的に得られるようになる=比較的安全な水源から水を得られる、ということ。

 

さらに、ウガンダ国内では、井戸水を使用する際、住民が電子決済で料金を支払う仕組みづくりも進められていて。これにより井戸の維持、管理を安定的にする意図があるとのこと。

 

一方で、電子決済を利用できない住民=低所得者が井戸から水を得られないリスクも。

だからこそ、住民自身での収入向上が求められるということのようで。

 

要請書を読んだだけではわからない背景事情があることをすでに感じ始めつつある今日この頃。

 

正直プレッシャーもありますが、前任の先輩の活動・要請内容・実際に任地に赴いて自分で見聞きしたものを踏まえ、活動につなげていきたいと思います。