mpola×mpola

コトバツヅリ。

言葉綴。

1月30日。任地4日目。cooperativeのミーティングに参加。

任地4日目。 ホームステイぶりに配属先であるチボガ県庁へ行ってきました。

色々あったので備忘録として。

  • ユースグループ(Tailor's cooperative)ミーティング

  • チテンジクラフトグループ訪問

  • 県庁の行事に参加

  • チボガの障がい児事情

ユースグループ(Tailor'cooperative)ミーティング

はじめに参加したのは県庁が支援しているユースグループ、特にtailor40人ほどから成る組合のミーティング。

まずここでウガンダタイムを経験。

みんなゆっくりと集まってきました。 今回のミーティングの主な目的は、役職を決めること、予算・事業計画の承認的な内容。 流れとしてはCDO(コミュニティ開発部署職員)が進行役として話を進めていました。

よくよく話を聞いてみると、これまで存在したグループに新たに入りたい人も今回のミーティングに参加していて、この承認やら取り決めに時間がかかる様子で。

実際、「タイムキーパーやって」と言われ任務は遂行したものの結局議論が収まらず余裕で3時間オーバー。これもまた勉強。

そのほかに目についた点としては、 参加者18名のうち15名が女性であったこと、 ミーティングの進め方がCDOが割と一方的に話すスタイルであること、などなど。

ほとんどルガンダで内容把握は途中で諦めましたが、それでも読み取れることはある。

「国歌歌って」と言われ1人で歌ったり、ウガンダネーム"Nsaba"(antelopeというシカみたいな動物🦌)をつけられたりもしました。

チテンジクラフトグループ訪問

ミーティング後、自由な時間があったため前任から引き継いだチテンジクラフトグループを訪問。

先日購入したチテンジを置きに。後日衣装ケースも持っていく。

さて、こちらも色々とあり。 まずはじめに、午前中のミーティングに参加していた1人が実はこのクラフトグループのメンバーでもあったということ。

リーダー(?)のAndrewに聞くと、組合に入ることができれば県庁から結構な額の支援金がつくとのこと。ただ、ウガンダ国内の行政・政治から考えると新たにグループに入ることは難しいとか。詳しくは分からないけれど、官僚と政治家云々ということでしょう。

ということで、こちらは現実的でなさそうだけれど、この情報はそんなに気にしていない。

ボランティア不在の期間中に変化していたこととして、

  • 商品のクオリティチェックやメンバーへの出来高の支払いをリーダーが引き継いでいたこと

  • メンバーが増えていたこと

  • アドバイザー的な現地人が加入し、店舗数拡大や女性たちの支援をしたいという目標を持っていること

などがありました。

課題としては、

  • 銀行口座が欲しい

  • ミシン数が足りなく、使用中は待機しなければならない(店舗に女性たちが来店し、ここで制作、お金を受け取るスタイル。おそらく)

  • ミシンは安めのもので250万〜350万シリング(高い)

などなど。

これを聞くと組合加入が承認されたら多額のスタートアップ費用が入るんだなぁ、とも考えたり。しかし、ここに頼るのは現実的ではなさそう。

ということで、こちらはまず店内の5S活動から入っていこうと思います。

ノートの5S(お金記録用、経営理念・ルール用、商品・顧客情報用に分ける)も相談しながら進めたいところ。

県庁の行事に参加

クラフトグループ訪問後は県庁の行事に参加。内容からして年間表彰、退職者表彰かな?と。 これがひたすら長くて。笑

午前中のルガンダ攻めで脳が疲れていたのでもはや英語も入ってこない。ただ、司会がこちらにマイクを振ってくれたのでルガンダでご挨拶。県庁職員に知ってもらう良い機会にはなりました。

チボガの障がい児事情

そんなこんなで行事も終わり、夕食会に移行。 隣の女性が前任を知っていたので話をしていると、どうやら教育系の部署の人らしく。特に障がい児に関する業務をしていて、JICA スタッフ訪問時には、ここにボランティアが欲しいと伝えたとかなんとか。

現在は彼女一人でコミュニティを回り、障がい児を持つ家庭を訪問しているとのことだった。

ここで彼女が話していたのが、親が障がいを持った子どもを受け入れず、家の中に隠す、とか、養護学校のような施設もなく、一般の学校では入学を断るところもあるとか。

かく言う彼女は元々は教員養成のための先生だった(多分そんなニュアンス)だったそうで。

どこまでできるかは分からないけれど、収入向上という広い範囲の話で見ると、この課題も関わってきそうだなぁと考えたり。

とりあえず、配属先初日。 初日だけでもかなりの情報が入ってきました。 しばらくは情報を集め広く物事を見て、それから少しずつ自分の活動として、あるいは協力者を見つけながらやっていければと思います。

1月28日。任地2日目。紹介、紹介、自己紹介。

任地2日目。 午前中は乾期とは思えない大雨と停電に見舞われ、色々洗礼を受けました。

そのため、午前中にと考えていたフィールド調査(という名の自己紹介散歩兼バイク用マップ作成)は午後に延期。

ガスのセッティングや洗濯紐エリア作成やら、段ボールアレンジやら。

2日目にして工夫する力は小学生ばりにフレキシブルになっている気がします。笑

午後からは外に繰り出し、ひたすら会う人会う人に声をかけて。挨拶して。

みんなよく話してくれる。 一方で課題も。現地語で挨拶、自己紹介するとめちゃくちゃ現地語で会話を展開されるということ。中にはルガンダ語しか分からないボダボダドライバー(バイクタクシー)もいたり。

これは勉強必須、使いまくるしかなさそうです。

それにしてもみんなよく前任者を知っている。ある意味会話を広げやすく、ありがたみも感じている。

そして前任はルガンダ語を駆使していた、という人も。 比べすぎるわけではなく、活動の際にルガンダ語を話せたならばより幅も深みも出そうな予感。というわけで頑張ります。

1月27日。任地チボガへ。敵は自分。味方も自分。

首都研修終了から4日。 ホームステイぶりに再びチボガ県へ戻ってきました。ここからが本番。

まず今日の最低限の目標だった家と荷物の整理はほぼ完了。半日かかって気づけば23時。

学生時代の一人暮らしを思い出しました。 が、ここはウガンダ。 環境的に言ったらこちらの方が厳しい。さぁ、強くなりまっせ。

カウンターパートには家や荷物の整理があるため30日にオフィスに行くと伝えているので、明日と明後日はバイク隊員として必要不可欠なバイク申請のためのマップをつくります。 コミュニティ開発隊員らしく、フィールドを歩きまくりたいと思います。

前任、前々任から引き継がれてきたこのチボガ(タウン)でのボランティア。遡ればもっといたのだろうか。とにかく、協力隊員として引き継がれてきたものは自分も引き継いでいきたいし、同時に自分らしさも忘れずに。もちろん住民目線、配属先の求めるものも忘れずに。

自分の短所、弱さに向き合いながら、それでも自分を信じて活動していきたい。 最大の敵は自分、そして味方も自分。

色々考えていることもあるので、少しずつ動いていきたいと思います。

同期に見送られる自分

明日も同期ウガンダ隊員が任地へ旅立ちます。それぞれの地でまずは無事に。そしてまた会いましょう!

1月24日。赴任前前前夜。ありがとうとよろしくと。

ウガンダに着いて1ヶ月と10日。 カンパラでの首都研修も遂に終わり、ここからそれぞれの任地へ向かいます。

研修最終日の昨日(23日)は全員が英語で決意表明。この2年間どんな思い、目標をもって活動するのかを英語でスピーチしました。

同期ウガンダ隊員の心のうちや思いを聞けたのと同時に、これからもお互いに助け合っていこう、とか。まずは楽しんでいこう、とか。 そういう言葉が出てきて。

二本松の訓練中は16人という大所帯で一人ひとりと話す機会は結構少なくって。 ウガンダに着いてからどうなるだろうか、と思っていたりもしたけれど、ドミで一緒にご飯を作り、食べて、出かけて、勉強して、歌って、お酒を飲んで、話して。

(最終日の夜にみんなで作った絶品ピザ)

ウガンダという初めての国、文化、気候、その他諸々の中で毎日周りに助けられながら、最初のひと月を過ごすことができました。 (先輩方のアドバイスやサポートもとってもありがたかった)

そんなわけで改めてありがとうございます、と言いたい。ちゃんと出発の日にもありがとうって言いますね。

今回の英語スピーチはビデオで録画されているので、2年後、無事にまた同期隊員みんなで見ることができたら良いな。

同期の皆さんのありがたみを感じた1ヶ月。今後ともよろしくお願いします。

そして。 27日にはみんなよりほんの少しだけ早く任地へ旅立ちます。 そのため、この週末は生活に必要なものを買い、バイク免許取得用の翻訳作成に大使館に行ったり、視力検査をしに行ったり。中々忙しい。

(こんな感じのバイクに乗って任地を回る予定)

とりあえず、この忙しさやら、不安やら、プレッシャーも前向きに捉えていこうと思います。

最後に。 スピーチを考えているときに、同期と 「『ここはまだ始まり』って英語で何て言うんだろう」と言う会話をしていた時に見つけたかっこいい(?)フレーズを1つ。

"This is just a beginning "

もっとカッコよく言いたい場合は、 "This is just a beginning. Never ends" で。

英語圏の方々、かっこよく決めたい時に使ってみては??笑

さてさて。そんなこんなで今夜は赴任前前前夜。

1月15日。上京と鮮血と。

5日間のホームステイも終わり、1日休みを挟んで今日(1月17日)は事務所へ。

午前中は2019-2ウガンダ隊で唯一のバイク隊員として、バイク貸与諸々の概要説明を受けに。

今週の土曜にはいよいよ乗車訓練、来週には交通安全委員も開かれ、ウガンダのバイク隊員が大集合。先輩方や交通安全指導員の前で乗車するのでそこそこ緊張している。

今日はバイクの管理や安全面、手続き諸々の説明を受け、気を引き締めなければ、と改めて思わされた。

午後はホームステイ、配属先訪問の振り返り。

ホームステイの5日間。誰もがそうであるように、ひたすら新しい情報が入りまくってきた。

現地語が飛び交い、 道は赤土で、オフロードで。 ウガンダ飯はひたすら本当にマトケ、バナナ、ポショ、Gナッツのローテーションで。 星空の下、水浴びをして。 でかいゴキブリにもびびらなくなって。

5分後に乗るはずの車が溝に落ちるなんてことも。

24ヶ月分の5日間ではあるけれど、たくさんのジャブをいただきました。良い意味で。

生計、収入向上という要請の中で自分に何ができるか。チボガの人たちに挨拶した際に、言われた言葉から感じた自分のこの感覚。 これは心に留めて活動していかなきゃなって思わされた。

前任の先輩の活動先、チテンジのクラフトグループにも足を運んできた。

彼らはボランティア不在のこの期間に、商品戦略やグループとして目指すところ、理念づくりにさらに磨きをかけていた。

厳密に言えば彼らのこれまでの活動を近くで見ていたわけではないから、以前との比較ができるわけではないけれど。

前任者が築いてきた関係性や、活動の軌跡みたいなものも感じて。

クラフトグループの面々との会話からだけでなく、道行く人に前任者のウガンダネームを言うとみんな知っていて。

感覚としても、情報としても、すげぇなって思っていたけれど、やっぱりすげぇなってなりました。

だからといって、変に比べすぎることはしないように、と思ってはいるのですが。

訓練中。2回目の協力隊派遣となるフィリピン隊員から言われた言葉。

「のまてぃにはのまてぃの関わり方がある。自分なりに少しずつ信頼関係を築いていけば、そのままの自分を受け入れてもらえるよ」 ※のまてぃはあだ名の一つです。笑

国飲みをしている時。アジア飲みと合流した際に言われた言葉。

大丈夫だろうか、と考えていた際にいただいた言葉。ありがたくて今も胸に留めている。

さて。話が少し逸れてしまったけれど。

上京と鮮血と。

カンパラに戻って同期に会うと不思議とほっとして。同期のありがたみ的なものも感じた。

そして。 ホームステイを終えて首都へ戻り久々の水洗トイレに入った自分。

すっきりした〜と思って振り返ると便器は血にまみれていた。

5日間切れていたことは知っていた。でもここまでとはと正直びびった。もちろん痛みはあったけれど。

てなわけで、

上京と鮮血と。

開発途上国で活動する同期の皆さん。 水分はよくとって、消化の良いものを食べ。 もしトイレが穴あき式なら、力を入れすぎず。 無理をせず。薬を早めに使いましょう。 (血止まりました◎)

1月12日。遂に我が家とご対面。

ホームステイ3日目。 この日は朝からお父さんと、警察署へ。

何かトラブルがあった際にすぐに警察に動いてもらえるように、日本から来たボランティアです、と伝えにいくのが主な目的。

無事連絡先もゲットし、帰ろうとした際に市長に遭遇。挨拶をしたところ、なぜか不機嫌なご様子。 どうやら、警察より先に挨拶に来るべきではないか、と言っているようで。

ただ、今回の目的は警察への挨拶、緊急時の連絡先確保であってホームステイ先の義務はそれ以上でもそれ以下でもなく。 また、自分自身も県庁配属であって。

一応落ち着いていただき、カトンダアバコメ(便利な挨拶)をして帰りました。

その他、署の入り口に手錠をつけられた人が座り込んでいたり、日本ではみない光景も諸々。

我が家とご対面

午後は今月末から住む予定の家を確認しにオーナーに同行。医者兼大家のこの人はルガンダより英語を好んで使う様子。 職業柄によって話し方も異なるのかもしれないなんて感じたり。

家はステイ先から徒歩1分

長屋の一部屋が自分の家になります。 前任もこの家に住んでいたのでなんとなくイメージは持っていましたが、まぁなんとか生きていけそう。

安全のためにバーグラバーを確認。セキュリティの確認も今回のホームステイの目的の一つ。

風呂は室内で、水を組んで使うスタイル。

トイレは外で穴あきトイレ。 水は雨水タンクか、敷地内の水源からお金を払って、もしくは子どもたちにジェリカンに入れてもらいます。

電気は少しグレードアップしていて。 事前に申告した電気量に対し、お金を払う方式でした。実はこれカンパラと同じ。

とまぁこんなところで。きっと住めば都になるでしょう。

この日の一枚。メイズを搾った飲み物。コーヒー牛乳的な見た目、期待とは裏腹にただただ酸っぱい。

3日目もなんとか終了。

1月11日。カトンダアバコメ。挨拶に厳し目のお父さん。

ホームステイ2日目。

2日目は朝からタウンへ。 案内してくれると言われつつも、とりあえず会う人会う人に挨拶をしまくる。 ホームステイ先のお父さんは結構有名な人のようで、誰もが知っている様子。

チボガでは基本みんなルガンダ語を話すようで、挨拶ももちろんルガンダ。英語も話せるけれど。

なので、はじめの挨拶は 「ワスゼ オチャ(good morning的な)」から。 この時、 「同時に握手をして挨拶するんだよ!!」と何度も注意されました。笑

徐々に慣れ、テンプレートで挨拶も出るように。

夕方、ホストファザーのご家族へ会いに。村長らしく立派な家。広大な畑。 ここで学んだ挨拶が 「カトンダアバコメ」 意味は神様があなたについていますように、らしい。とても良い挨拶だから覚えておくように言われました。 その後会う人会う人に使いまくっています。

写真は夕方のチボガの風景。 夕方は空気が少しひんやりとしてきて、あたりも静かになって。改めてウガンダにいることを実感。

その他、ホームステイ先でも初体験ずくしで。

G nuts(落花生)のペースト作りに、

ウサギの赤ちゃんに、

ひたすら遊びまくる子どもたちに、

洗濯に、

ゴキブリ(大)に。

ウガンダナイズされていく自分。

一方で、 一回の食事の量がひたすら多く、マトケ、スイートポテト、ポショのローテーションに少しずつ疲弊していくのを感じた2日目でした。