任地11日目。ブコメロ遠征ならず、からの小学校訪問!
2月6日。任地11日目。 1日がめちゃくちゃ早い気がしているこの頃。
今日はあっさり目の備忘録です。 当初ブコメロ(サブカウンティ)のCDOと畑を見に行く予定でしたが、昨晩キャンセルの連絡が入りました。こういうのも勉強ですね。
その代わりに、今日は前任、前々任が関わってきた農家さんに会うことができました。この方、農家さんとは言いつつ学校の校長でもあります。
ウガンダには政府運営の学校や私立の学校など、種類がありますが、中にはこのどちらにも通えない子どもたちがいるそうです。 金銭的な事情からでしょうか。
そんな現状に対し、彼は教育の機会を得られないのはおかしい、と考え学校を建てたとのこと。
先輩隊員から聞いてはいましたが、すごいパッションの持ち主です。 今日は先輩隊員のしゅんいちと学校へ行ってきました。そしてやはり熱量がすごい。
話の流れだと、何か授業をすることもできそうです。何ができる?と聞かれたのでとりあえず、「アート!」と答えておきました。
楽しみつつ、日本のことも知れるし、何より行動、描く・作るで示せそうでもあるので。個人的に絵が好きというのもありますが。(上手いか下手はおいといて)
また、アートという科目であればペットボトルからの工作、そして、環境教育にもつなげられるのでは?とも考えています。
とりあえずまだ構想段階ですし、自分の首を絞めない範囲でできる機会があるならと考えています。
ただ、この校長先生は色んなところにアンテナを張ってらっしゃるようなので、学校と関わることからまた別な活動のヒントを得られるかもしれません。
と、今日の活動記録はこんなところ。
雨の日も防水撥水、通気性もそこそこというコロンビアのトレッキングシューズです。
コミュニティ開発隊員やフィールドを歩き回る隊員にはトレッキングシューズがおすすめかもしれません。丈夫です。
これからアフリカに来る方にもおすすめして今日は終わり。ではでは。
任地10日目。サブカウンティへ遠征。
2月5日。任地10日目。
今日はサブカウンティの一つであるkibigaまで行ってきました。途中の寄り道も含めて徒歩で片道3時間。ひたすら山です。
サブカウンティとは日本でいう郡のようなもので、県庁の本庁があるのがタウンカンシル。普段はタウンカンシルに住んでいる自分ですが、収入向上系の要請ということもあり、より田舎の方の現状も知りたいところ。特に農家の収入向上のために、どんな作物、どんな加工品の可能性があるか探りたく。 とりあえずkibigaのCDOに会いにいくことにしました。
しかし、事務所に着くもCDOは不在。 (アポなし突撃で行った自分が悪い) ただ、その代わりにAO(agriculture officer )と連絡を取ることができました。
「今、katoma(地名)のフィールドに来てるわ!」
と言うので、会いに行きます!と電話で伝えkatomaへ向かうことに。近くのセボに聞いたところ30分で着くとのこと。
しかし、中々katoma見えてこず。よくある話ですね。 結局サブカウンティの事務所から2時間半かかってやっとのことで到着。だいぶ標高の高いところまで登って来ました。
写真だとわかりにくいですが、こちらは山の斜面。灌漑と野菜のデモサイトが作られていました。主にキャベツ、タマネギ、ニンジンが育てられていて、こんな斜面にもかかわらずしっかり水も引いて来ていました。
景色もとてもよく、長いこと山を歩いて来た疲れも少し癒されて。
聞くと、このデモサイトは乾期の収入低下に対して作られているものだそうで。 このようなデモサイトは他に、バナナが6カ所、マンゴーが1カ所、コーヒーが12カ所、その他一般野菜が4カ所あるとのこと。すごい。
その他に聞きたかった質問をいくつか彼女にきいてみました。
まず、トマトの加工品について。 ウガンダの各県について記された本を読んだ際に、トマトも盛んな作物の一つと記されていたこと、他県の先輩隊員がトマトソースを加工品として作り、収入向上を目指している例があったためです。
彼女いわく、マーケットは作れるだろうと。 フライドフィッシュやチップスを食べる食文化から需要はあるのでは?とのこと。
次にスイートポテト。 こちらも先輩隊員が話していたものから、スイートポテトの加工品を作ったらウガンダ人はどんな反応をするか?と質問。
これについては、ウガンダは豊かな食料に恵まれているからそこまで甘いものを求めない、的な意見をいただきました。 ただ、マーケットを作ってみればそこに食いつく人たちもいるだろう、とのことでした。
そして、蜂蜜。 これまた先輩からの情報で、養蜂家の存在を聞いていたので聞いてみました。
これに関しては、そもそも養蜂家が作っている蜂蜜の量が多くないことから、限られたコミュニティ内で販売するしかない、とのこと。 また、少量で販売価格が高くなるため、売り方、買いたくなる価値の付け方に課題がありそうです。
最後に畜産加工品。 畜産が盛んなチボガでチーズやバター、ヨーグルトはどのように消費、販売されているのかを尋ねると、これらもローカルで消費されることがほとんど、との回答。
AOが言う話なので、そうなのかぁと思いながらも、これらの疑問については引き続きリサーチしていきたいと思います。
配属先(タウンカンシル)のCDOは忙しく、中々会うことができていません。故に要請にあるユースプロジェクトについても、まだふんわりとしか分かっていないのが現状。
どんなアプローチがベターなのか。まだまだ暗中模索な部分も多いし、収集している情報はまだ点、点、点。点の集まりです。これをつなげられるようにするべく、今は自分にできることをしていきたいと思います。
そもそも、コミュニティ開発隊員とはこんな感じなのかもしれない(?) わかりませんが!
明日は先日のミーティングで話すことができたbukomeloのCDOに会いに再び遠征です。畑を見せてもらいに行ってきます。
ひとつひとつ。少しずつ進んでいけるように。
任地9日目。ルガンダの必要性を再度痛感したミーティング。
2月4日。任地9日目。 今日は県内各サブカウンティ(郡みたいなイメージ)のCDO、さらにそれより小さな区画の行政区長たちのミーティングに参加。
話している内容はほぼルガンダなので、一生懸命聞き取ろうとしてもやはりわからない。
スライドが英語だったので、少し内容を把握。 各行政区ごとにどのような対象に、どのように支援をしていくのか、といった内容が話されていました(多分)
途中あまりのわからなさに、ここにいても時間の無駄??と思いながらも粘る。分からなさすぎて最早ルガンダの自主勉強を始めました。何なら少し意識が飛んだ。笑
結局最後までいたのですが、最後の最後にかすかな光が、、! Bukomero(ブコメロ)のサブカウンティのCDOと話して野菜の畑を見せてもらえることになりそう。(多分) ブコメロは自分が住んでいるチボガタウンからは割と遠いのでタクシーで行くしかありませんが、カウンターパートも忙しそう、バイクもまだない、そしてこのままチボガタウン周辺にいても決まった範囲の情報しか得られない、、! ということで初の遠征を木曜日に敢行したいと思います。 と、今日はこんなところ。
いつも活動内容の話がメインですが、ちょっとウガンダの様子も発信した方が良いかな? とりあえず今日食べたお昼ご飯を載せておきます。
オムチェーレ(米)、ルモンデ(さつまいも)、エビジャンジャーロ(豆)、エンニャーマエンテ(牛肉のスープ)、キャベツです。 ※キャベツのルガンダを忘れました。
ルガンダも勉強して会話できるように!頑張ろう。
任地8日目。満を辞して。ペットボトル×チテンジ
2月3日。任地8日目。 今日はカウンターパートとオフィスで会う予定でしたが、中々現れず。まぁ特に驚いたりもしないのですが。笑
待ち時間はとりあえず調べごとに使うことに。 そんなこんなで待機していると、何やら話しかけてくる男性が。
話してみるとDwaniro(ドゥワニロ)と呼ばれるサブカウンティのCDO(community development officer)で、彼もカウンターパートに会いにきたとのこと。
このままだと自分のカウンターパートであるCDOには会えない気がしたので、今日聞こうと思っていたチボガの農産物、加工品について質問すると「明日他のサブカウンティのCDO達がここに集まるから、その時に詳しい人に話を聞けるよ」と言われ。
とりあえずもう、いろんな疑問は明日のCDOミーティングで聞くことにしました。
オフィスにいても仕方ないのでその後は、クラフトグループへ。片付け後の様子を見に行きました。
まだ綺麗でした。 イメージとして、こんな風に視覚化した紙を作ればみんなしっかり片付けやすいんじゃない?と一応提案だけしました。
大事なのは彼らがこれを必要と思うか否かなので、とりあえず提案のみ。反応は良かったですが、先は読めず。
その後、Andrewと一緒に近くのマーケットまでボンドを買いに。その帰り道に突如として現れたのが8ヶ月ほど前にできたという私立のビジネススクール。
そしてその一角に、裁縫の部門があり中に入ってみると生徒と先生と思しき女性たち。 どうやらAndrewは先生とは知り合いのようで、既存の女性グループとこのスクールの生徒たちをつなげたい構想があるようでした。
現地語で自分のことも紹介してくれたので、協力していきましょう!的に挨拶。
部屋が広く、ワークショップなどをする場所としても活用できそうで、可能性を感じました。
店に帰った後はAndrewが密かに?温めていたペットボトル×チテンジの試作品づくりをお手伝い。彼いわくずっと前からペットボトルを集めていたとのことでした。なので、今回は何回目の試作品か聞くと、初めてだという回答が。笑
なぜこのタイミングで試作品を作ろうと思ったのだろう、と思いましたが、新しいボランティアが来たタイミングで始めようと思ったのかな、と勝手にポジティブに捉えることにしました。笑
個人的にもウガンダの道端に捨てられるペットボトルをどうにかできないだろうかと考えていたのと、実際ペットボトルに関する活動をされていた先輩もいらっしゃったので。
これを機にペットボトル×チテンジ、環境教育×女性の収入向上の道を探っていこうと思います。
今回は最初だからこんな感じ。トライアンドエラーが大切!って一緒に話しました。笑
調べてみるとペットボトルはインテリアとしてもかなり使えそうです。 可能性はいろんなところにある気がします。
そして少しずつですが、道端で"タクミ"と声をかけてくれる人たちが増えてきて。小さなことだけれど嬉しいです。
明日のCDOミーティングも恐らく現地語マシンガンだと思うけれど、楽しみです。
というわけで任地8日目。
任地7日目。自分とのたたかい。
2月2日。任地7日目。 今日は午前中は家事を、午後はちょっと語学を勉強し、その後は周辺を歩き回ってきました。
目的は単に気分転換、そして現地語で現地人と絡む、あとは農家の畑を探しに。
いろんな人と話していて感じたのですが、やっぱり言葉は会話するのも大事。口に出すのが大事な気がしました。
何よりルガンダ語を話す人たちに直接質問できる環境って前向きに捉えたらめちゃくちゃ向上するやん、ってなりました。
そして、今日はこれまで行ったことのない逆サイドに足を運んでみました。 とりあえずすれ違う人にはジェバレコ、遠くにいる人にもムワスゼムチャ。返答してきたら近づいて名前を言いまくる。この繰り返し。
自分の名前はタクミなのですが、中々これが言いにくいらしく、アクミ、カクミ、ハクミ、タツゥミ、タトゥミなどなど。 新たな名前を続々と生み出してくれるウガンダの皆様。笑 根気強く名前を広めています。
歩いていて思ったのですが、チボガの風景結構好きだなぁと。
自分もどちらかと言えば山のような地形のところに実家があって。親近感が湧くというか。
良い景色。
途中でムナナーシと言われるパイナップルのジュースのお店も教えてもらって。
好みが分かれるかもしれないけど、個人的には好きな味です。
昨日も先輩隊員と話していたのだけれど、ウガンダ人には甘いものにあまり需要がないのでは?という話。地方と首都だと食生活も大分違うけれど、このムナナーシは数少ない田舎の甘味という感じがして。何かヒントになりそうな予感。
それから畑も探してきました。 結局見つけたのはトマトの家庭菜園だけだったのだけれど、これは意外と希望な気がしました。
加工品としての道を探りたいところ。 他にもルモンデ(スイートポテト)の畑を聞いて回ったけれど、歩いて行ける範囲には見つけられず。
小さなことですが、良い発見がありました。
任地に来て1週間。こんな感じで試行錯誤が続いていくのでしょう。一応県庁は土日休みですが、自分の活動というか、コミュ開で考えるとあまり休みの明確な線はないような感じで。だから、ある意味メリハリをつけるのも課題かなと思っています。
また、端々で前任と比較されることもあります。これもまた自分とのたたかい、というか。自分がそれをポジティブに捉えて、自分を高めていくきっかけにできたらなと考えているし、考えるようにしています。
こんな感じで最初の1週間が終了。 明日からもまた頑張っていきます。 わっしょい!
任地6日目。整理整頓開始!
2月1日。任地6日目です。
今日は昨日の片付けイメージの提案をもとに整理整頓をしにお店へ。
↓任地5日目。
ゴミと言われたところもなんだか色々使えそうなので少し拝借。
理想はそれぞれの棚に一つのケースがあれば良いのですが、お金もかかるし、そもそも1ヶ月は任地から出れないのですぐに買うことも難しい。買ってきたケースだけでは全然足りない。
ということで、三段式のケースを分解し、ケースの支柱もケースにしてしまうことに。 DIY力がつきます!!!
首都から持ってきたスーパーの袋、廃材から拾った布を何となくくっつけてケース(もどき)を制作。
ケース作りに集中している間に昨日の提案イメージに基づいて、Andrewが棚の半分を整理整頓してくれました。
このエリアがkamu kamu のエリア。 真ん中下2段の手に届きやすい範囲によく使う材料。 まだ手をつけていない残り半分が、元々の店の商品や材料というイメージ。
走り出しは良い感じではないでしょうか。と言っても問題は維持すること。短距離走ではなく長距離走で考えないとすぐに戻ってしまう可能性があるので。
どこに何があるのか、片付けるべきなのかが視覚的に分かるリスト、あるいはポスターを作ろうかと考え中。
そして、今日は驚かされる情報がたくさんありました。
・Andrewはマケレレ大学出身、妹も同じであること。
・ペットボトルを集めて色々小物を作っているということ(ウガンダではそこら辺にぽいぽいペットボトルが捨てられるのが日常。
・Andrewの友人は国際色豊かでイスラエルやオランダ、ヨーロッパにグループの商品を販売しているということ。
色々驚きでした。 現時点で既にしっかりしている、というか。 想像以上に自立できているし、マケレレ大学に行くだけあって知識も豊富。ビジネスの案が書かれたノートまで見せてくれました。
これらのことから、自分としてはもちろんできることをしていくのですが、何か他のことも考える必要があるな、と思わされました。
もっと第一線のグループメンバーに対してアプローチする、とかですね。
また、クラフトグループの他に、柱になる活動も探っているところでもあります。 とにかく人に会って、情報を集めていきたいと思います。
任地5日目。提案の仕方を思い出す。
任地5日目。1月も今日で終わり。あっというまですね。
さてさて。 今日はクラフトグループへ衣装ケースを届けに行くぞ!と意気込んでいたらあいにくの大雨。
バイクが貸与されるまでの間は自分の足だけが頼り。そしてコミュニティ開発隊員なるものフィールドに出てなんぼ、というイメージからカッパを着て外に繰り出しました。
前任からの引継ぎの際にも言われていたことなのですが、店内が、中々散らかっていて。
まずはここから取り掛かるのが良いかなと。 整理整頓がてらどんな材料があるのか、メンバーはどんな人たちかなどを確認することも兼ねられるかなと考えていたりします。
ただ、グループの売り上げで購入してきた衣装ケースはちょっと小さめで。リーダーいわく壁に面した棚に一つ一つケースを置くイメージだと。 しかしこれにはお金と首都に上がる時間も必要。
まずはできることから。 ↑こんな感じで自分の家から持ってきた段ボールで仕切りをDIYしたり。微妙でしたが。
しかし、店内材料の概要を把握せずして収納、整理整頓のイメージが湧くわけがない!ということでまずはどんなものがあるかをざっと把握。
店内には元々店の商品として作っている衣類と、女性の立場、収入向上のために立ち上げられたクラフトグループの商品とが混ざってしまっていて。
まずはこれをしっかり区切りたいと。 思っていたわけです。
相手に伝わる提案の仕方
正直なところ、この整理整頓問題が自分の部屋だったら、自分の店だったら速攻で片付きます。が、ここはメンバーの店、スペース。 新参者のボランティアが勝手にポンポン仕分けをするのは違うよな、と思い。 それなら、「ちょっと少しずつ片付けしてみるから、ダメだったらその都度言って〜」と言ってみるか、などなど色々考え。
あくまで自分はボランティアで、サポートをするけれど主役、主導権は彼らにあるべきで。 I think -is better...なんて言うのもあまりよろしくないのかな、とか考えながら。
どうしていこうか〜とリーダーのAndrewに話してみると、 「イメージ図を見せてほしい」 と言われ。
ハッとさせられました。 それはもうその通りで、口と身振りだけで想像してもらうことは日本人同士でも難しい話。
何か企画を提案するときにも文章や目で見てわかる資料をつけながら説明、プレゼンする方が圧倒的にわかりやすい。
こんな大切なことにすぐに気がつかなかった。忘れていました。 (気がつかせてくれてありがとう、でした。)
英語が読めないメンバーでも分かるようにイラスト付きにしてみました。少し小さいですが。
どうやらリーダーも賛同してくれた様子で、ノートの上に "Kamu Kamu interior design "と書いてくれました。結構嬉しい。
ちなみに"Kamu Kamu"とはルガンダ語。日本語に訳すと「ひとつひとつ」という意味になります。 現在は11名のメンバーがいて、女性のエンパワーメントがグループの目的でもあります。
これについてはまた詳しく書きたいと思います。
とりあえず今は棚を区切るようなしっかりしたケースが手に入らないため、何か他の工夫で対応していきたいと思っています。
そこでピンときたのが、あの人の収納術。 こんまりさんです。
早速インスタをフォローし、真似できそうな写真をコレクションに保存しまくりました。
あるもので対応していくこと。これもボランティアとしての活動に必要なことだよなぁと改めて実感。
↑薬屋の空きボトルを収納として使っていたのですが、これも使いようによっては、切りようによっては中に入っているものが何か分かりやすくなりそう。 とかとか、想像だけは膨らんでいます。笑
ということで、県庁がお休みの明日明後日は店の5Sを進めていきたいと思います。
できることを一つずつ。一歩一歩(Kamu Kamu)