任地17日目。3回目の学校訪問!周囲の支えを感じるこの頃。
任地17日目。
今日は3度目となる学校訪問へ。
「井戸の掘削をしているから見に来ない?」と言われたのがきっかけ。
なぜこのタイミングで井戸かというと、おそらく乾季に入ったから。
ウガンダには乾季、雨季の2シーズンしかありません。
この学校ではこれまで雨水タンクの水を使っていたようですが、今回は乾季でも水が手に入るように井戸づくりに取り掛かったようでした。
こちらが井戸づくりの様子。
井戸というか、まだ掘っている段階で。かなり深くまで掘っていました。大変そう。
結局夕方くらいまで学校に滞在。
井戸を見ただけではなく収穫もありました。
ユースプロジェクトについて
昨日知ったユースプロジェクトの現状。貸付金をほぼ回収できていない現状をチボガの住民としてどう思うか。このプロジェクトについてどう思うか。先生たちに聞いてみました。
すると様々な現実がわかりました。
まず、この種の補助金事業はやはり政治色が強いということ。様々なプロジェクト、それによる支援金が存在すると同時にその背景には政治的な動機が介在しているのだとか。
次に、グループの構成内容の問題。これらユースグループは一つの地域から成り立つものではなく、県内各地から集まったメンバーによって構成されています。
場合によっては民族や宗教も異なる。こうした状況では一つの目標に向かって活動していくこと自体が難しい。県庁主導のグループが借りた補助金をうまく返せていない理由にはこうした背景があることを教えてくれました。
”収入向上を目指していくためには同じ目標をもって、地域で活動していかなければならない。”
お金がないから教育を受けられないのは違う、と公立校の教師を辞めて、稲作でお金をため、私立の学校を建てたRichardの言葉には説得力があります。
もちろん、彼らのこの意見は一つの側面にすぎません。実際に成功している事例もあるのかもしれません。
ただ、同様の声を他の人から聞いたことがあるため、場合によってはユースプロジェクトで補助金をもらうことができていない人たちと活動する、でも良いのかなと考えたり。現在引き継いで活動中のクラフトグループがまさにそれです。
とにかく配属先の上司から聞いた話がなんだか引っかかっていたので少しすっきりしました。
チボガの子どもたち×日本の子どもたち
また、この学校ではイギリスの学校などと手紙の交換をしているとのことで、日本の子どもたちとチボガの子どもたちを繋げられないか、という話に。
手紙交換の説明中
学校のオーナー、Richardは子どもたちの活躍の場をチボガでとどめるのではなく、世界に向けて広げていきたい、という思いを持っているようで。
学校での活動も色々模索していましたが、これならまずはその第一弾としてできそうな気がするということですぐさま日本で先生をしている友人に連絡。
「興味あり!」ということで、早速案をまとめてみることにしました。
持つべきものは友。感謝。
周囲の支えを感じるこの頃
お昼に子どもたちと撮った写真↓
この写真すごい笑顔。久しぶりに写真を通して自分の顔を見ました。任地で活動していると中々自分が写った写真って撮らないんです。
任地に来て2週目くらいの頃。焦りとかいろんな感情が相まってちょっと疲れがたまっていると感じ、昨日も体調を少し崩し。
協力隊に行く前から、派遣されて最初の3か月くらいは大変だと聞いていたので、頭では理解していたけど、いざその場面になるとやはり大変だなぁと感じていて。
ただ、同期、特にこっちに来て1か月共に過ごしたウガンダ隊のみんなも同じ境遇だと考えると、会えてはいないけど支えになっている。
他の国の同期隊員も、電話して話してくれる存在も大きい。日本の友人が気にかけてくれるのもありがたい。前職の人たちがこのブログを読んでくれたらしく、それもありがたい。今日連絡をしてすぐに話に乗ってくれる先生の友人も本当にありがたい。
そして家族。なんだかんだ離れていても家族の存在は大きい。助けられています。
任地に来てまだ3週目だけど、ウガンダの人たちの中にもそういう支えになっている人がちらほら。学校の先生もそう。ユースプロジェクトの疑問に答えてくれたし、そもそもわざわざ来ないか?って声かけてくれるんですもんね。ヨサムの牛乳屋も毎日言ってます。
とりあえずうまくいかないことだらけですが、周りの人に支えられてることを実感しています。おかげで気も少し楽になって、今日は満面の笑みがでたのかもしれない。
明日も自分は一人じゃない、と考えながら頑張ります!